胃の痛みと誤解されやすい首の神経痛

 

今回は、胃の周辺が不調の方には聞いて欲しい内容となります。

特に、胃が痛いと思って内科さんを受診しても異常なしとなる方が読んでいただければ幸いです。

 

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胃の痛みの原因で多くの症状が、大きな意味でのストレス性と言われています。

ストレスがたまると痛くなるときや、食べすぎのみ過ぎのあとに調子悪くなる・・・、

年間を通して、不快感や痛くなる回数が多く出る方も少なくありません。

今回は、一般的に考えられる胃の調子の悪さ以外の痛みついて説明致します。

 

 

勘違いされる胃の周辺の苦しさ

それらしい暴飲暴食をしていないのに胃が変だなぁ・・・

こんな経験はありませんか??

 

重苦しさや、ピリピリするような痛み、苦しい箇所を触ってもよくわからないなど、

 

それは首(頚椎)が関係していることがあるんです。

 

もともと姿勢が悪く、首の位置関係が原因で神経の圧迫を起こしてしまい、

胃の周辺や、前胸部などの苦しさを作っていることがあるんです。

 

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これは、横隔神経(おうかくしんけい)と呼ばれるもので、

この神経の範囲は、

横隔膜・肝臓・胆嚢・胃の噴門部・胸郭・第5頚椎などあらゆるところに関係しています。

 

通常は、頚椎の5番目の症状と考えると、

二の腕の違和感や手の親指・人差し指のしびれ感というのが一般的な考えですが、

その症状が現われずに、首から胸側に出現してしまうことがあります。

胃の痛みではなく、胃の周辺の痛みとなるからです。

 

これでは胃薬をまじめに飲んでも、変化することはありません。

 

セルフチェックとは

ご自身で出来る簡単な確認方法は・・・、

 

鎖骨の内側や鎖骨の下を押してみることです。

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鎖骨内側部が痛い場合、横隔膜の神経の健康状態を表していて、
横隔神経に何かしらの負担があると、ノドの下あたり、鎖骨下部に痛みが出ます。

他の症状でいうと、自律神経が病んでいる、五十肩になっているなども痛みを感じます。

  

例えば9歳以下の子供の鎖骨下を触っても苦しがるかもしれませんが柔らかいと思います。

ですが、肩こりや上肢の疾患を持ってる方を触ると痛がると思います。
治療は、問題となっているところをちゃんとした意味で開放してあげると痛くなくなります。

余談ですが、

上肢って相当悪くなるには時間がかかります。そして悪くなってしまった方は鎖骨下のところが硬くなったりするんです。

例えば五十肩になってしまいました。

鎖骨下も痛みがあるか確認した上で診察すると、

 
そういうところを経由して悪くなってるという関係性が、鎖骨下を触って痛いというだけで評価ができます。

まとめ

先程述べた様に、呼吸に関わる横隔膜も影響していますので、

 
ずっと痛くなってる方は呼吸も浅いと言われています。

 

改善後は胸の前が広がった・呼吸がしやすくなったという感想をいただくことがすごく多いと感じます。

 

症例として、多くの方が経験するものではありませんが、もし内科で異常なしの場合は、我々の範囲で改善できる場合もありますので、ご相談頂ければと思います。


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