寒くなり体調変化も大きく変動しやすい時期となりました。
皆様の体調を診ていると、訴える症状が多くなるのもこの時期の特徴です。
運動不足による血行不良や循環障害
寒暖差による血圧変動
など、季節柄防ぎきれないところの問題も絡んできます。
そこで今回は、防ぎきれない問題を解決するのではなく、
普段の生活での注意点をお伝え致します。
今回は血圧についてです。
座り方で血圧が最大10mmHg上がってしまう
日常やデスクワークの際に正しい姿勢で座っていますでしょうか。。。
高血圧の方は注意が必要です。
座り方次第で血圧が最大10mmHgもあがっちゃう?!こともあると言われます。
骨格上に座るのであれば、この姿勢。

骨盤を立てて、背骨も真っすぐ、足の裏が全体にしっかりと着地している、肩と耳の位置が並行にといったところです。
今回問題となるのは、こういう座り方です。



こんな座り方してませんか??
足を組んで座っていると・・・、
股関節を通る大きな静脈が圧迫され、 血流が悪くなる
すると、身体は血液が足りないから、もっと強く押し流して!!と心臓に指令が行きます。
その結果、血圧が上昇するといった現象が起きます。
目では確認できませんが、身体では、エラーが起きてしまうのです。
身体の勘違いは怖いんです。
たった姿勢だけのことなのに、なんかもったいないですよね。
血流障害を起こす姿勢はほかにもあります。
これは、皆さんご存じの
猫背
もっと詳しくいうと、座った状態で、
お腹と太ももが近づく状態
鼠径部を圧迫する状態
こんな姿勢ですね。


股関節周辺には、下半身の静脈血を集めて心臓へと送り返す太い静脈が走っています。
そのため、お腹と太ももが近寄っていく方向になる前傾姿勢で座り続けると、静脈が圧迫されて心臓に戻る血流が悪くなります。
同様に、 脚を組む姿勢も静脈を圧迫し、下半身から心臓に戻る血流を妨げてしまう。
いつも私たちがお伝えしている、身体のバランスが崩れてしまうだけではないのです。
上半身を前傾させる姿勢や、 脚組みも 股関節を通る血管を圧迫しやすいので控えて頂ければ。
じゃぁ、動脈は??と言われると、身体の深い部分にあるので、座る姿勢で問題が起こることは少なくなってます。

このような動作も血圧を上昇させますが、短時間の場合は、影響は小さくなります。
トレーニングジムのトレーナーさん達も、口が酸っぱくなるくらい言ってると思います。
股関節は柔らかく!!
このような意味も込められているかもしれませんね。
まとめ
姿勢を正しく座ることは一見簡単なようで難しくもあります。
やはりこれが正解とイメージ出来れば、生活でも取り入れることは可能だと思います。
そして、正しい姿勢を取るのが、身体のバランス問題で出来ない方が多いのも事実です。
筋肉・骨格を正しい動きに回復し、安定の取れた姿勢を作ってあげれば問題は解決します。
運動でも、整体でも、なんでも結構です。
デスクワークに限らず、普段の生活でも正しい姿勢を心掛けて、
余計な負担を作らないような生活を送って頂ければと思います。
後ろから見たイメージ

横から見たイメージ

真上から見たイメージ
