- 巻き肩とは
- 巻き肩をつくる原因
- 実験~巻き肩になってみよう!
- 解決方法とは・・・
- 自己管理&トレーニング
- まとめ
1.巻き肩とは
皆さん巻き肩と言われてどのような想像をするでしょうか。

見覚えある姿勢です。
このような姿勢での巻き肩がもっとも多い型になっています。一見猫背に見えますが、肩がしっかりと内側に入っています。
巻き肩というのは、肩甲骨から胸部までのうでの状態を表現しているものと考えます。
猫背やいかり肩など見た目の状態を表現したもので、
病名ではありません。
肩甲骨が内側に入ってきて、腕が内側にひねられている状態
と、解釈していただければと思います。
長い期間事務職の経験がある方は、このような姿勢で筋肉が発達している場合が多いように思えます。
2.巻き肩をつくる原因
巻き肩だけでの原因は、
腕を前方に(前ならえ)の状態で長時間固定しているか
または、
横向きの状態で就寝する事が多いかです。
前ならえに関していえば、高確率でデスクワークになります。
肘を伸ばした状態で、手首だけをデスクに乗せた姿勢を取っている方です。先程の写真のようにですね。
しかしこれだけでは、原因としてはちょっと足りません。
必ずと言っていいほど、猫背(骨盤後傾)が加わってきます。
こうなると、上半身の体重と腕の重さを
手首で支えていることになるんです。
腕の疲れはもちろん、
肩こり・腰痛を自ら作っているようなもので、腱鞘炎になる確率も上がります。
出来ることなら早めに改善して頂ければと思います。
3.実験~巻き肩になってみよう!!
思いっきり猫背になってみましょう。
それだけで巻き肩は完成します。
逆に・・・、
姿勢を正して頂き、自分なりに100点の良姿勢を取ってください。
背筋は伸ばしたまま、思いっきり巻き肩(両肩を内側に寄せて)にしてみましょう。
そのつらい状態で何秒間耐えられます??
結果的に疲れて猫背になってしまいますよね。。。
ということは、治さなければならないのは、
巻き肩ではなく、
猫背
骨盤の傾斜をフラットな状態に変化させなければならないのです。
いくら巻き肩の治療を一生懸命にしたとしても、
土台となる骨盤の姿勢を変えなければ、またすぐに巻き肩の状態に戻って生活する事になるのです。
巻き肩が先か猫背が先か人それぞれですが、
姿勢が良い方で巻き肩の方は見たことがありません。
4.基本的な解決方法とは・・・
解決しなければならないのは二つです。
①骨盤が後傾していることを治す
②肩が内側に内転、二の腕が内旋していることを治す
巻き肩が原因で、首にも腰にも影響が出ますし、
背中・腰、腕から指先までのどこにでも不具合を作る可能性が高い状態ということを覚えて頂ければと思います。
腱鞘炎です、五十肩ですと言われても、必ずと言っていいほど
肩甲骨・肩関節、腰の状態が悪くなっているものです。
筋肉というのは、全身の筋肉の引っ張り合いで支えられています。
患部だけ筋肉を緩めても、一緒に引っ張り合った部分の硬さも一緒に緩めないと、根本的な改善になりません。
5.自己管理&トレーニング
解決方法は、
①骨盤を正常な位置に安定させること
②前ならえの状態の疲れ(筋肉のかたさ)であるため、ストレッチで腕を外に外旋(そとに開く)、肩甲骨から指先までを真後ろに伸ばす

正反対の動作
指先を外に開いて、腕をななめ後方に持って行き、壁に手をついてください。
そのまま手のひらを壁から離れないようにして、軽くしゃがんでみましょう。無理は禁物です!
または、トレーニングをして、反対側の後方に引っ張る筋肉を成長させるということも必要です。
この二つをしっかりと行えれば姿勢改善・巻き肩解消が同時に行えると思います。
反り腰の方で、巻き肩はほぼ無理です。そんなユニークな方に合ってみたいものです(笑)
6.まとめ
解決方法は、もうすでに存在していますが、
猫背・前ならえを行っている時間が減らないとなかなか難しいです。
原因は、気づいていない時の生活習慣なんです。
無意識のうちに楽な姿勢になり、正しい使い方が行われぬまま疲労してかたまる。
これをどこかで減らしていくように生活をして頂けるだけでも、
姿勢は綺麗になってきます。
姿勢が変われば、見た目も変わります
見た目が変われば、見られる目が変わります
見られる目が変われば、あなたの意識が変わります
そして、あなたの自信につながります。
姿勢ひとつであなたの自信、生活が必ず変化していきます。
男性も女性も美しく輝かしく生活してください😊